東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(56)が28日、都内で定例会見を行い、国際オリンピック委員会(IOC)の幹部への批判に言及した。

 ジョン・コーツ副会長(71)の「緊急事態宣言下での開催? 答えはイエスだ」との発言や、最古参議員のディック・パウンド氏(79)の「アルマゲドンが起きない限り大会は開催される」とのコメントに対し、ネット上では非難の声が殺到。

 海外メディアから「上から目線の発言に違和感はないのか」と問われると、橋本会長は「IOCは五輪を開催するという強い意志を持って取り組んでいる。そういった強い意志の表れが、強い言葉になってしまったんだろうなと強く感じる」と釈明した。

 また「ぼったくり男爵」として世界中から批判されているトーマス・バッハ会長(67)は、22日の国際ホッケー連盟のオンライン総会で「我々は犠牲を払わなければならない」などとスピーチ。すぐさま、IOC側は「犠牲」の対象が日本人ではないと説明していた。

 この件については「『日本人を犠牲にしてまでも』とは言ってはおらず、誤訳だったと聞いている」と語った。