女性アスリートの画像を無断でアダルトサイトに転載した男性が警視庁に逮捕された件を受け、日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長(63)が11日、コメントを発表した。

 山下会長は「本日、警視庁より、アスリート画像悪用による逮捕の発表がされました。昨年11月のスポーツ庁とスポーツ7統括団体によるステートメント発信の記者会見以降、警視庁をはじめとする関係団体と情報共有を行ってまいりました」と警戒に努めてきた経緯を説明し「その結果として、今回の逮捕につながったことは、さらに抑止力を高める第一歩として歓迎したいと思います。また、今後も警視庁として違法行為の取り締まりに取り組んでいただけると聞いており、引き続き情報共有を図ってまいります」とつづった。

 その上で「スポーツ界全体でステートメントを発信したことが、多くの方々のご理解・賛同を生み、関係機関の協力につながったと捉えています。引き続きすべてのアスリートが安心して競技に集中できる環境を守るために関係団体と連携してまいります」と締めた。