北京切符が怪しくなってきた…。カーリング女子の世界選手権第5日(4日、カナダ・カルガリー)、日本代表の北海道銀行はロシア・カーリング連盟(RCF)に5―6、米国にも7―8で敗戦。通算成績は2勝5敗となった。

 RCF戦は第7エンド(E)終了時点で3―3の同点。第8Eに1点を許すも、第9Eに2点を奪い返す。しかし、第10Eに2点を失い、逆転負け。続く米国戦は、4―7で迎えた第10Eに3点を取って同点に追いついたが、エキストラEに1点を決められ、万事休す。いずれも接戦を勝ち切ることができなかった。

 悔しい結果に終わったものの、スキップ・吉村紗也香(29)は「今日は2試合戦って2敗してしまったんですけど、今日が一番、自分たちのつくりたいゲームやいい展開をつくれた試合だった」と振り返った上で「まだ試合があるので、明日に気持ちを切り替えて頑張りたい」と前を向いた。

 とはいえ、厳しい状況には変わりない。6位以内に入れば、2022年北京五輪の国別出場枠を獲得できるだけに、これ以上の黒星は避けたいところだ。