東京五輪のテストイベントを兼ねたバレーボール女子の日本代表対中国代表戦(1日、有明アリーナ)を終えた中国・郎平監督が、帰国後3週間もの隔離を苦とも思わない姿勢を見せた。

 中田久美監督率いる日本に、世界ランク1位の貫禄で3―0のストレート勝ちを収めた中国。中国メディアによれば、厳格な新型コロナウイルス感染防止策を施す中国政府のルールに従い、帰国後は3週間の隔離生活に入るという。

 スター軍団にも特別措置はないが、郎平監督は「日本戦は非常に価値があった。自宅で練習する時間が長くなるが、試合を経験するのと練習だけでは全く成果が異なる。我々はこのルールのために試合をしないわけにはいかない。政府の防疫ルールを順守します」ときっぱり。東京五輪金メダル獲得へ、ゆるぎない姿勢を見せている。