UNITEDジム(東京)への移籍が却下された元3階級王者・亀田興毅(27)が30日、「自分を見つめ直すために」フィリピン合宿へ出発した。

 25日に日本ボクシングコミッション(JBC)が移籍を認めない発表をした後、初めて公の場に姿を見せるとあって、成田空港にはNHKとテレビ朝日もカメラを出したが、興毅の口から特に新しい情報が発せられることはなかった。

 現地で末弟・和毅(23)と合流する今回の合宿は「とりあえず1か月ぐらいがメドだけど、長くなるかも」とのこと。

「目の前は真っ暗。海外でやることも考えなアカンのかも」と話す表情には、かつての覇気はなく、何かをこらえているようにも見えた。