約3か月後に迫った東京五輪を前に、カナダ選手団が閉会式で着用する予定のユニホームが大きな波紋を呼んでいる。

 問題となっているユニホームは、白のパンツにデニムのジャケットを合わせたラフなスタイルで、背中には落書きが施されている。その斬新なデザインを米放送局「CNN」は「カナダは開会式とメダル表彰式には比較的スポーティーなものを選んでいるが、閉会式のジャケットはデニムで作られており、落書き風の文字とスプレー塗装でカエデの葉が散らばっている」と伝えている。

 このユニホームは昨年8月に発表済みだが、最近になってネット上に画像が拡散された。想像を超えたデザインに「ユニークで楽しい」と称賛する声が聞かれる一方で「冗談であってほしい」「私は叫んでいる。五輪をキャンセルした方がいい」などと悲痛な叫びも飛び交っている。

 韓国紙「東亜日報」は「閉会式でカナダ選手団が着用するユニホームがネット上で批判されている」と報道。その上で制作に携わった関係者の「東京はストリートアートとファッションで有名。私たちは、このコレクションの一部を表現することにより、敬意を表した」とのコメントを紹介している。

 果たしてカナダ選手団は、斬新なユニホームで閉会式に登場するのだろうか。