沙羅 日韓合同ジャンプ演習へ

2014年08月20日 16時00分

スロベニア合宿から帰国した高梨

 異例のオファーだ。スキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(17=クラレ)が10月中旬に、2018年平昌五輪のジャンプ台で韓国代表と合同トレーニングを行うことが分かった。

 

 19日、高梨とともにスロベニア合宿から帰国した父・寛也さん(46)は「10月10日から20日の間に行きます。本番の台です」と明言。平昌五輪のジャンプ台「アルペンシア・スキージャンピング・タワー」(ノーマルヒル=K点90メートル)で“4年後の予行演習”をする機会が早くも訪れた。

 

 呼び掛けたのは韓国側だった。「向こうのナショナルチームが『一緒にやりたい』って言ってきたんです。初めてらしいですね。トレーニングで他の国の人間を呼ぶっていうのは」(寛也さん)。日本代表ではなく、高梨個人に対しての申し出だった。地元開催を控え、ジャンプ陣の強化が急務な韓国側にすれば高梨は格好のお手本。模範のジャンプを目に焼きつけ、底上げを図る狙いがあるのだろう。

 

 一方、高梨にとっても渡りに船。4位に終わったソチの雪辱に向け、思わぬ形で“スピード始動”することになった。平昌のジャンプ台は傾斜の緩いソチのジャンプ台と異なり、直線的な助走路が特徴だ。さらに風の影響を受けやすい台としても知られる。ここで感触をつかんでおけば、4年間をじっくり対策にあてることができる

 高梨自身も今季見違えるほどに成長している。合宿では課題のアプローチ姿勢を一から見直し「どんどん変わっていく感覚を持てたのでとても楽しかったです」と成果を口にした。次戦は31日の新潟・妙高サマージャンプ大会となるが、昨年以上の大ジャンプを披露してくれそうだ。

 

 

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