「サッカー転向」ボルト争奪にJ参戦

2012年08月13日 12時00分

 ロンドン五輪・男子100メートルと200メートルを制し、史上初の2大会連続2冠達成。自ら公言していた通り「伝説の男」となったウサイン・ボルト(25=ジャマイカ)。気になるのは陸上史上最強の男となったボルトの今後だ。“宣言”通りサッカー選手に転向した場合は各国で争奪戦になるが、Jリーグも本気で参戦するという。

 カール・ルイスもできなかった短距離種目の2大会完全制覇。先天性の脊椎側湾症という致命的なハンディも乗り越えたボルトは「伝説になる」という願いをかなえた。ただ短距離は活躍できる期間が短い。ボルトの今後に注目が集まるのはそのためだ。

 第1候補はサッカー転向だ。2010年には英BBCラジオで「オレはプロサッカー選手になれる。攻撃的MFか守備的MFで。テクニックはあるんだ。4年後にはサッカー選手になる」と宣言。今大会中にも今後について聞かれ「みんなはただのジョークだと思うだろう。でも、もしファーガソン監督が『入団テストを受けないか』と連絡をくれたら、オレは断れないだろう」と、マンU入りを示唆する発言で世界を驚かせた。

 この情報に色めきたったのが日本。サッカー協会のある幹部は「世界的な大物選手は現在、みんな(金のある)中国リーグへ行ってしまう。これは問題だ。Jリーグの魅力を高めるには大物選手の加入が必要だろう。ボルト獲得には絶対に手を挙げるべきだ」と声高に訴えた。

 ネックは年俸だ。それでも前出の関係者は「5億円以上と高いだろうが、1試合平均で5000人観客増えれば(チケット1枚3000円として)1500万円、20試合で3億円。アウェーでも観客が増えるので、全体が活性化すると考えればJリーグが不足分を出してもいい。そういう価値はある」と皮算用する。

 いくらボルトでも、いきなりのビッグクラブ入りは難しい。「日本でステップアップすればいい」という口説き文句で落とせるか?