東京五輪・パラリンピック組織委員会の高谷正哲スポークスパーソン(42)が31日、オンライン取材に応じ〝密疑惑〟について言及した。

 群馬県での聖火リレー最終日となったこの日は、おおよそ予定通りに進み「本日も大きな問題がなく、聖火リレーを実施することができた。運営においても沿道においても大きな問題はなかった」と振り返った。

 ところが、第7区間・富岡市の第1走者としてタレントの井森美幸(52)が富岡製糸場前を走行時に、多数の人だかりができた。

 この件について、高谷氏は「タレントをご覧になりたいと思った方が少し集まられたと認識している。以前の反省もあって、沿道では呼び掛けを強化して対応にあたっていた」と話した上で「画面で見ると人が多かったという印象をもたれているかもしれないが、現場からの報告を含めて我々の認識としては肩と肩が触れ合って、重なるような密集状態ではなかったとの報告を受けている」と強調した。

 また、今後も密に近い状態が発生する可能性もあることから「緊密に連携しながら準備をしていきたい」と引き続き注意喚起をしていく方針を示した。