今夏に延期された東京五輪の日本代表に決定しているカヌー・スラローム男子の羽根田卓也(33)が26日のヤクルト―阪神の開幕戦(神宮)の始球式に登場した。

「HANEDA 2020」と書かれたヤクルトのユニホーム姿でマウンドに上がった羽根田。投じたボールは左打者・近本の内角気味だったが、ノーバウンドで捕手のミットに収まった。羽根田は「緊張やプレッシャーもありましたが、投げさせていただいたことがとてもうれしく光栄でした」と話した。

 また、1年延期された東京五輪には「自国開催の五輪は自分自身とても特別で、それに臨めることは選手として最高の喜びです。今日もらった大きなエネルギーを東京五輪にぶつけます」と気合満点だった。