ホッケー女子日本代表・湯田葉月「さくらジャパン」司令塔はホッケー界の伝道師になる!

2021年03月21日 10時00分

美人司令塔の湯田。(左)五輪モニュメントの前でモデル立ち?(本人提供)

【The インタビュー~本音を激白~(21)】五輪の借りは五輪で返す。ホッケー女子日本代表さくらジャパンの湯田葉月(31=コカ・コーラレッドスパークス)が、熱い思いで東京五輪へ挑む。2018年9月に右膝前十字靱帯断裂の大ケガを負いながらも、19年6月に復帰。メダル獲得へ、どん底から這い上がってきたさくらジャパンの美人司令塔が連載「The インタビュー」第21回に登場。ホッケー愛、気になるプライベートの過ごし方などをざっくばらんに語った。

 ――リオ五輪は悔しい結果に終わった

 湯田 自信を持って臨んだ中であの順位(10位)だったので、厳しさというか難しさを痛感しました。個人としてすべてを出し切ったが、負けるってことは足りないってことだと感じたので。チームとしても合宿を重ね極限まで追い込んで挑んだ本番だったが、緊張感や他国の選手の闘志など、その場に立ってみないと分からないことがあるんだなと思いました。

 ――リオ五輪後は同世代の多くが引退した

 湯田 私も辞めようと考えていたけど、結果を残せなかった申し訳なさもあったし「もっと上に行きたい」っていう思いもありました。次はもう少し若い世代が代表に入ると思ったので、リオでの悔しい思いを晴らすために、自らの経験を若い世代に伝え、若い世代から学び、お互いがライバルとして切磋琢磨できるチームになればいいなと、現役を続けることにしました。

 ――日本が初優勝した2018年アジア大会はメンバー外だった

 湯田 もちろん応援していました。優勝はうれしかったけど、私自身がその場にいなかったので全力では喜べなかったです。アジア大会前のW杯もメンバーに入れず、足りないものは何かと思い悩んでいるときに右膝前十字靱帯を切ってしまって。ただ、それが逆に見直す時間、体も心も一からつくり直す時間に充てることができました。

 ――19年6月に復帰後は再び代表入り

 湯田 ケガから復帰する間に実力のある若手も代表に入ってきて、私自身も頑張らないといけないけど、年齢が上の方なので、他のメンバー、特に若手のサポートにとりわけ気を配るようになりましたね。18歳から日本代表に呼ばれて、いろいろ悩んだり、精神的にしんどいときがあって…。その経験から若手とコミュニケーションを取るように心掛けています。

 ――東京五輪に向けての取り組みは

 湯田 長所は残しつつ、意識しないとできないことについて特に注意して日々の練習から取り組んでいます。ただでさえ五輪っていう中でプレッシャーがかかるので、自国開催はどれだけプレッシャーがかかるんだろうっていうのもイメージしながらやっています。

 ――自身のいろいろな活動を通じてホッケー界を盛り上げたい

 湯田 単純にホッケーってマイナーなので、もっといろんな人に知ってもらいたいって常日頃から思っています。その方法はなんでもいいかなって。「この子ホッケーしているんだ。ホッケーってなんだろう」でもいいし、まずは知ってもらえるきっかけになったらと思っています。

 ――「かわいい」と評判のインスタグラムには旅行の写真が多い

 湯田 おいしいものを食べるのも好きですし、旅行が好きです。いろんなところに行きたいと思います。例えば? 九州を巡りたい。福岡はいつも行っていますが、大分や宮崎へも行ってみたいです。食べることもだけど、小さいときにしかやったことないけどサーフィンもやりたい。五輪が終わったら、行ったことのない国へ旅行したい。世界一周旅行も夢のひとつですね。

 ――海が好き

 湯田 春から秋くらいまでは、オフの日はビーチに行くことが多いかな。寝たり本を読んだり、海には入らないが、ビーチで過ごしています。この時間が一番息抜きできる。旅行で観光をするより、とりあえずきれいな海のあるところに行きたい。フィジーの海がきれいと聞くので、もちろん行きたい。

 ――ファッションモデルにも抜てきされた

 湯田 写真を撮るときに「動いてください」とか言われましたが、そう言われてもどう動いたらいいんだろうって感じでした(笑い)。これでいいの、これでいいのって感じで言われましたが、かえって照れすぎて大変でした(笑い)。

 ――最後に東京五輪での目標を

 湯田 新しいヘッドコーチにもまだ会えていない状況で「金メダルを取ります」とは簡単には言えないけど、残りの限られた時間でチームとして最善の準備をしていきたいです。

【新監督とはいまだ対面できず】2018年ジャカルタ・アジア大会で初優勝を果たした、さくらジャパンはオーストラリア人のアンソニー・ファリー・ヘッドコーチ(47)が昨年10月末に契約満了で退任し、スペイン人のチャビ・アルナウ氏(47)が後任に選出された。だが、新型コロナウイルス禍の影響で選手といまだ対面できていない。代表選考会(今年1月6~8日)や代表合宿(同1月25日~2月19日)にも来日できず、滞在先のベルギーからオンラインで指導する形を強いられた。次回の代表合宿から参加できる見込みだが、東京五輪までは約4か月。残された時間は少ない。

 ☆ゆだ・はづき 1989年7月11日生まれ。大阪府出身。中学からホッケーを始め、羽衣学園高(大阪)では全国高校総体で2連覇。18歳で日本代表入りを果たした。天理大入学後は一時競技から離れ、オーストラリアへ留学。帰国後の2013年から日本リーグの強豪コカ・コーラレッドスパークスに所属し、16年リオ五輪代表に選出された。生粋の関西人で、お笑いが大好き。ちなみにツッコミ派だが、周囲からは「シンプルにボケている」と言われることも。167センチ。

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