日本ボクシングコミッション(JBC)が11日、都内で資格審査委員会を開き、所属ジムの移籍を申請している亀田興毅(27)について話し合ったが、結論は出なかった。

 ジムオーナーらの資格停止により、所属先を失い、国内で試合ができない状態となっている興毅は4日にユナイテッドジム(三好渥義会長)への移籍を申請。会見したJBCの秋山弘志理事長によれば、8日にはファクスで謝罪文も送られてきたという。

 これを受けての資格審査委員会だったが「委員から移籍の経緯を確認したいという意見が出た。三好会長、亀田選手それぞれにヒアリングを行った後、改めて委員会を開く」(秋山理事長)。日程は未定で、審査が長期化する可能性もある。

 JBCは過去の会見で移籍先について「実績と信用のあるジムでなければ認めない」という方針を示していたが、亀田サイドに通達しておらず、ヒアリングでは「報道を通じ、ガイドラインを知っていたのかも確認したい」としている。