日本オリンピック委員会(JOC)と寝具メーカー「エアウィーヴ」(本社・東京都中央区)が2日、都内で寝具寄贈式を行った。

 プロスケーター浅田真央(30)、男子テニスの錦織圭(31=日清食品)ら多くの一流アスリートが愛用するマットレスを製造・販売する同社は、今夏の東京五輪の選手村に寝具を提供する。その製品と同等の機能を備えた特別仕様のマットレスパッド600床が日本代表選手団へ寄贈されることとなり、JOCの山下泰裕会長(63)は「心から感謝申し上げます。選手は精神的にも安心できると思う。これで不安なく練習に集中できる」と話した。

 また、贈呈式には卓球女子の石川佳純(28=全農)、錦織もリモート出演。石川は「大会中や合宿期間中も同じ睡眠環境になることは選手にとって大きな強みになります」と喜び、先月の全豪オープンの宿舎でも同社製品を愛用した錦織は「五輪がどんな状況で行われることになっても、しっかり準備して最高のパフォーマンスができるように準備したい」と語った。