IOC内には懐疑的な声も… 橋本聖子新会長は“脱・森喜朗”できるか?

2021年02月25日 05時15分

橋本聖子会長(左)と小谷実可子氏(代表撮影)

 イメージ一新となるのだろうか。東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(56)が国際オリンピック委員会(IOC)のオンライン理事会(24日)に参加。会長就任後、初めてトーマス・バッハ会長(67)やIOC理事が見守る中で所信表明を行った。

 かねて7年前の“強制キス騒動”が取りざたされ、関係者によると「いまだにIOC内には会長就任に否定的な人もいる」と懐疑的な意見もあるが、理事会後に取材に応じた橋本会長は「多くの理事の皆さんから『歓迎する』『一緒に頑張ろう』と温かい言葉をいただき、改めて身の引き締まる思い」と晴れやかな表情を浮かべた。

 その一方、新型コロナウイルス禍で開催が不透明な東京五輪に向け、最も力を注ぐのが透明性の担保だ。「発信」「見える化」というワードを頻繁に使用した新会長は「アスリート、関係者とのオンライン交流」「定例会見の実施」を掲げ「国内外すべての方々にしっかりした発信をしていく」と明言した。

 女性蔑視発言で会長を辞任した森喜朗前会長(83)による“負のイメージ”を払拭すべく、新たに「ジェンダー平等推進チーム」を立ち上げたことも発表。そのヘッドに就いたのが小谷実可子スポーツディレクター(54)だ。会長後任候補として名前が挙がった小谷氏は「橋本会長が生き生きとカッコ良く、会長として輝けるようにお支えすることが、世界に対して女性活躍のアピールになると思っています」と激励。翌日(25日)からミーティングを行うと言い、積極的な姿勢を見せている。

 開催まで5か月。コロナ対策など様々な難題を抱えるが、果たして“脱・森喜朗”を成し遂げて国民の信頼を回復できるのか。残された時間は少ない。

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