日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長(63)が24日、東京・永田町の内閣府を訪れ、丸川珠代五輪相(50)と面会した。

 女性蔑視発言による東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗前会長(83)の辞任騒動は一件落着。この日、山下会長は組織委の橋本聖子新会長(56)の後を受けて五輪相に就任した丸川氏を訪問。同氏から「これから取り組むことがたくさんございますので、会長のお力もお借りしていかなければいけないと思っています」と声をかけられると「安心安全な形での大会開催に向けて、我々ができることは何でもやるつもりです。ですから、何でも遠慮なく命令いただければ」と呼応した。

 新型コロナウイルス禍で五輪開催へ向けて不透明な状況は続く。「一日も早く国民の理解を得て、感染拡大の防止にも努め、選手の皆さんが五輪の瞬間を目指して、そこに専心していかれるような環境をつくれるように頑張りたい」と意気込みを語った丸川氏に対し、山下氏は「それは我々の責任でもあると思っています」とキッパリ。東京都の小池百合子知事(68)、丸川五輪相、橋本新会長の〝女性トップ3〟と手を取り合い、今夏の東京大会成功に突き進む覚悟を決めていた。