女性蔑視発言で東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長を辞任した森喜朗氏(83)の後任となった橋本聖子新会長(56)が18日、都内で会見を開いた。

 橋本氏は「延期という経験は東京が初めての経験。持続可能な五輪・パラリンピックを開催するために『東京モデル』を提言したい。国民の皆さんに歓迎される大会として準備したい」と決意表明。

 報道陣からは過去にフィギュアスケートの高橋大輔にキスを強要したことを指摘されたが、橋本氏は「ご指摘いただいた軽率な行動は深く反省している」とした上で「会長職を全うすることが理解につながると思う。身を賭してこの場に来たので、全力を尽くしてやっていきたい」と語った。

 橋本氏は御手洗冨士夫名誉会長(85)を座長にした検討委員会で後任候補となり、17日に就任要請されて受諾。この日の評議員会で理事に選任され、その後の理事会で会長に選出された。