カーリングの日本選手権最終日(14日、北海道・稚内市みどりスポーツパーク)、女子決勝が行われ、平昌五輪銅メダルのロコ・ソラーレ(LS)は6―7で敗戦。北京五輪の出場権獲得は、代表決定戦に持ち越しとなった。

 序盤から積極的な攻めを見せる北海道銀行を前に、LSが守りに入る苦しい展開。スキップ・藤沢五月(29)のショットが精彩を欠く中でも、第9エンド(E)時点で6―5とリードを奪ったが、最終第10Eで逆転を許した。藤沢は「ショットの安定感がまったくなかった」と苦笑い。4年前の日本選手権は中部電力に敗れ、平昌五輪の代表決定戦に回っていたことから「成長したと思っていたが、4年前の負けの感じがよみがえってきたなというのがある」と悔しさをにじませた。

 とはいえ、今回も代表決定戦を制すれば、五輪への道が開かれる。サードの吉田知那美(29)は「強くなるための課題を神様が与えてくれた」と気持ちを切り替えた。