自民党の二階俊博幹事長(81)は12日、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗氏(83)が会長辞任を表明したことを受け「ご本人の判断であり、やむを得ないものでありますが、そのご功績は大変なものであったと思います」とのコメントを発表した。

 二階氏は森氏の〝女性蔑視〟発言を巡り、「撤回されたので問題ない」と擁護していた。

 後任人事をめぐっては、森氏が後任に指名した日本サッカー協会元会長の川淵三郎氏(84)が、一転、会長職を受諾しない意向を示し、新たな後任候補にとして橋本聖子五輪相(56)や初代スポーツ庁長官で、ソウル五輪競泳金メダリストの鈴木大地氏(53)らの名前が浮上している。

 二階氏は「今後選出される新たな会長の下、より一層結束した取り組みを進めていただきたいと思います」とした。