柔道女子バルセロナ五輪銀メダリストの溝口紀子氏(49)が8日深夜に自身のSNSを更新し、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)の女性蔑視発言に言及した。

 かねて「柔道であれば『反則負け』」「国内以上に国外世界の人々が注視しています」と森会長のトップとしての在り方に疑問の声を上げてきた溝口氏だが、今度は森会長の発言を受けたフランスメディア「20ミニュッツ」の「高速道路を時速320キロのスピード違反」という表現に注目した。

 ツイッターでは「フランス人に確認したところ、フランスでは高速は130km法定速度(オービスが反応する)のに森会長は320kmの速さで駆け抜けていった(映画TAXIのシーンで揶揄」(原文ママ)とし「つまり、傍若無人なひどい暴言に誰もついていけなかった。という感じでしょうか」と解説。国外でも深刻に受け止められているという事実を認識させるものとなった。