スポーツ庁・室伏広治長官が「森喜朗騒動」にコメントも…失言には一切触れず

2021年02月05日 20時34分

室伏スポーツ庁長官(左)と森喜朗会長
室伏スポーツ庁長官(左)と森喜朗会長

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)が「女性が多い理事会は時間がかかる」と女性蔑視の発言をしたことを受け、スポーツ庁の室伏広治長官(46)が5日、コメントを公表した。

 室伏長官は「我々は日本のスポーツ界における古き悪しき習慣を根絶するために、また、これまで中央競技団体の不祥事が相次いだことから、具体的なプランとして『スポーツ団体ガバナンスコード』を策定し、女性理事40%以上、外部理事25%以上、在任期間制限原則10年等を定め、率先してその達成に向けた方策を講じることを強く求めてきました」とこれまでの取り組みを説明。また、国連の持続可能な開発目標であるSDGsに定められている「ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児のエンパワーメントを図る」という目標を引き合いに出し、「ジェンダーの平等の理念を行動に移すことはオリンピック・パラリンピック競技大会の開催国として、また、国際社会で認められる日本であるためにも、大変重要な取り組みであると認識しています」とつづった。

 その上で、室伏長官は次のような声明で締めくくった。

「我々はすべての女性の味方であり、今後も女性が輝くことのできる環境づくりに、また、感動していただけるスポーツ界を目指し、真摯に取り組んでゆく所存です。また、現在、一部の地域において緊急事態宣言の対象期間が延長されるなど、新型コロナウイルス感染拡大の影響が続いておりますが、東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて日々の練習に励むアスリートの皆さんが、トレーニングに集中できる環境を整えるべく、引き続き、スポーツ庁として、しっかりとサポートをしていきたいと思います」

 この文書は「組織委会長の発言に関する一連の報道を受けた室伏広治スポーツ庁長官コメント」としてリリースされたが、コメントには「森会長」の文字はなく、発言自体には触れられてはいなかった。

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