<bjリーグ>沖縄が圧巻の3度目V

2014年05月26日 16時00分

沖縄が圧勝で3度目のbj王者となった

 プロバスケットボール・bjリーグの年間王者を決める「ファイナルズ」決勝(25日、東京・有明コロシアム)、西地区1位の沖縄ゴールデンキングスが東地区3位の秋田ノーザンハピネッツを103―89で下し2シーズンぶり3度目のbj王者となった。レギュラーシーズンで43勝9敗の最高勝率を記録した勢いそのままの圧勝劇だった。

 

 3ポイントシュート7本などで両チーム最高の34得点、試合時間40分のうちベンチに退いたのはわずか5分4秒間だけ。今季の新人王でプレーオフのMVPにも輝いた岸本隆一(24)が縦横無尽にコートを駆け回り、沖縄を頂点に導いた。

 

「こんな表現が正しいかわからないけど、優勝して『どうだ!』という気持ちです」

 

 言葉通り、この原動力は反骨心だ。昨季プレーオフは西地区準決勝で京都にまさかの敗戦。今季はエースの並里成(24)がNBAを目指して退団(3月に復帰)し、主将の与那嶺翼(31)がFAで岩手へ移籍した。岸本は「2人がいなくなって大丈夫か、という声は嫌でも耳に入ってきましたから」。そんな下馬評を見返してやろうとシーズンに臨んだという。

 

 24日の京都との地区決勝は有明の独特の雰囲気にのみ込まれ、出場時間が今季最短の13分。さらに無得点に終わる屈辱に終わったが、これが“ケガの功名”に。沖縄の伊佐勉ヘッドコーチ(HC=44)は「秋田がスカウティングできないように」とプレー不振のエースの出場時間をあえて絞ったという。これで最低限の予備知識しか与えず、秋田の中村和雄HC(73)に「14番(岸本)があそこまでやるとは思わなかった」とまで言わせる決勝の活躍につなげた。

 

 秋田は日本代表候補の富樫勇樹(20)が第3クオーターに足をけいれんさせるアクシデント。「あれが計算違いだった」と中村HCも悔しがったが、沖縄の大黒柱と明暗がくっきり分かれた。

 

 頂上決戦に詰め掛けた観衆は史上最多の1万26人。初の満員札止めとなる熱狂のなか、沖縄が王者の強さを見せつけた。