【スピードスケート】全日本2位でも女王・小平が前を向くワケとは? 

2020年12月28日 16時20分

オンライン会見する小平奈緒

 飛躍の予感が漂ってきた一戦だった。スピードスケートの全日本選手権(北海道・明治北海道十勝オーバル)が28日、開幕。女子500メートルでは、平昌五輪同種目金メダリストの小平奈緒(34=相沢病院)が38秒04で2位に終わったものの、悲観する様子は見られなかった。

 先月の全日本選抜競技会帯広大会(北海道・明治北海道十勝オーバル)では、郷亜里砂(33=イヨテツク)に敗れた。国内大会の同種目で敗戦を喫したのは、2015年の全日本スプリント選手権以来5年ぶり。さらに、この日も平昌五輪で金、銀、銅メダルを獲得した高木美帆(26=日体大職)に苦杯をなめさせられた。

 しかし、小平は「しっかりとやるべきことはやっている。それに対してレースの中で体が反応してこない部分があるので、練習では着実にやりとりができている部分が日に日に増してきている」と振り返った上で「体の機能していない部分を解消して、全身のコネクションを高めていく段階にある。本当に組織の修復と一緒で時間がかかる。レースという貴重な機会で知ることができた」とプラスに捉えている。

「プロセスの軌道には乗っているので、感情的に取り乱すことのないように、本当に自分の体の中で起きている確かな変化を信じて積み上げていくだけ」

 いよいよ来季は北京五輪。2連覇へ準備は着実に進んでいるようだ。