バドミントンの全日本総合選手権4日目(25日、東京・町田市立総合体育館)、各種目の準々決勝が行われ、男子シングルス桃田賢斗(26=NTT東日本)、女子シングルスの奥原希望(25=太陽HD)、山口茜(23=再春館製薬所)が順当にベスト4に進出した。

 男子ダブルスでは遠藤大由(34)、渡辺勇大(23)組(日本ユニシス)、女子ダブルスは福島由紀(27)、廣田彩花(26)組(丸杉Bluvic)、混合ダブルスでは渡辺勇大、東野有紗(24)組(日本ユニシス)などが準決勝に勝ち上がった。

 女子シングルスの奥原は盤石のゲーム運びでストレート勝利。斎藤栞(22=ACT SAIKYO)を相手に1ゲーム目で8連続ポイントを決めるなど実力の差を見せつけた。

 東京五輪への出場を確実にしている奥原は、試合後、その五輪開催について言及。コロナ禍で五輪開催に否定的な声も上がっている一方、体操の内村航平(31)が先月に五輪を熱望する発言をした。

 開催か、中止か、さらなる延期かで様々な世論が渦巻く中、奥原は「どっちの結果になっても皆さんマイナスに捉えずにプラスに捉えてほしい。開催されるならコロナを乗り越えたわけですし、開催されなかったらされなかったで国民の皆さんの安全性を一番に考えられたということ。ポジティブなイメージ、思考を持って生活してほしいなと思っています」とプラス思考の重要性を訴えた。