バドミントンの全日本総合選手権初日(22日、東京・町田市総合体育館)、女子ダブルス1回戦が行われ、10月のデンマークOPを制覇した福島由紀(27)、広田彩花(26)組(丸杉Bluvic)が、初戦を突破した。

 世界ランク2位である格の違いを見せつけるまでには至らなかった。第1ゲームから相手の粘りに苦しめられ、常にラリーの応酬となった。序盤にリードを奪いながらも、5連続ポイントで同点。ここから一気に突き放しかけるも、またも相手に食い下がられる。このゲームは21―12でものにしたが、第2ゲームでも同じようなパターンとなった。最後は相手を振り切り21―10で勝利したが、点差ほど力の差を見せたとは言い難かった。

 試合後、福島は「初戦ということでしっかり動いて、自分たちのプレーをすることを意識した」と言い、広田は「コートの感覚だったり、シャトルの飛び具合を確認した。初戦としてはまずまず」と、まだまだ〝準備運動〟の段階とコメント。次戦以降はもう一段階ギアを上げられるか。