バドミントンの全日本総合選手権初日(22日、東京・町田市総合体育館)、女子ダブルス1回戦が行われ、前年覇者の永原和可那(24)、松本麻佑(25)組(北都銀行)が勝利し、2回戦に駒を進めた。

 第1ゲームを21―10で先取し、迎えた第2ゲームはポイントを取っては取られの展開。いまいち波に乗りきれず一時、終盤に一時逆転を許す場面もあった。しかし相手にミスに助けられ、随所で松本のスマッシュが決まるなど、地力の差を見せて21―16で奪い、ストレート勝ちを飾った。

 試合後、永原は「独特な雰囲気だった」と無観客試合の感想を述べつつ「応援してくださっている方の顔をしっかり思い描きながら力に変えていきたい。こういう状況でも試合ができたことがありがたいことなので、この大会を大事にしていきたい」と語った。

 一方の松本も「日本で試合ができる喜びが強い。楽しみながらやっていきたい。(無観客は)寂しい部分はあるが(協会が今大会を動画配信している)ユーチューブを見てくれている人たちもいると思うので、自分たちの試合を届けられれば」と次戦以降の奮闘を誓った。