【スイス・エンゲルベルク20日(日本時間21日)発】ノルディックスキーのW杯ジャンプ男子個人第7戦(ヒルサイズ=HS140メートル)で佐藤幸椰(25=雪印メグミルク)は合計284・8点で9位だった。

 1回目は「トップを食うつもりでいった」という攻めの姿勢で135・5メートルの大ジャンプを披露して2位。だが2回目は助走路の踏み切りのタイミングで視線を動かすタイミングが早くなり、121・5メートルの失敗ジャンプで順位を落とした。

 19日の第6戦でも踏み切りの遅れで2回目に進めなかったが、それを気にするあまりに出たミス。「まだ表彰台に乗るようなジャンプはしていないと改めて感じた」と無念の様子を浮かべた。

 優勝はハルボルエグネル・グラネル(24=ノルウェー)で、個人第3戦で初優勝してから5連勝。1回目に最長不倒の141・5メートルをマークし、2回目は135・5メートルの合計305・4点だった。

 小林陵侑(24=土屋ホーム)は追い風だった2回目に131メートルを飛んで意地を見せたが16位。2回目に進めなかった中村直幹(24=東海大札幌ク)は31位、小林潤志郎(29)は37位、伊東大貴(34)は45位、佐藤慧一(23=以上雪印メグミルク)は46位だった。