【アメフト・甲子園ボウル】悪質タックル問題で因縁の対決・関学VS日大は「クリーン」

2020年12月14日 11時15分

 因縁の対決は「クリーン」だった。アメリカンフットボールの学生王者を決める13日の甲子園ボウル(甲子園球場)は、関学大が日大を42―24で下して3連覇を果たし、史上最多の優勝回数を31度に更新した。2018年の定期戦での日大選手による悪質タックルで注目された両チームが、3年ぶりに甲子園で対戦。反則の少なさもファンに印象づけた。

 関学大は7―14と逆転されて迎えた第2クオーターにRB三宅昂輝のTDランなどで14得点。第4クオーター序盤に7点差に迫られても、QB奥野耕世が24ヤードTDパスを決めて突き放した。3年ぶり22度目の優勝を目指した日大はラン攻撃が冴えたが、守備陣が振り回された。

 試合後、年間最優秀選手に贈られるミルズ杯を2年ぶりに獲得した奥野は、2年半前に日大の悪質タックルを受けて負傷した被害者。父親の康俊さんのSNSによると、奥野は「一度は、『アメフトを辞めたい』と追い込まれた」苦しみから立ち直った。

 そんな奥野らが日大と顔を合わせた一戦に、ネット上では「反則も少なく、引き締まったいいゲーム」「クリーンなナイスゲーム」との感想が相次いだ。反則数は日大が2で罰退15ヤード、関学は4で同30ヤードにとどまった。

 勝者の関学大は、1月3日のライスボウル(東京ドーム)で日本一をかけて社会人王者(15日に決定)に挑む。今回敗れた日大も、甲子園の大舞台でファンに好印象を残した。