バドミントン男子の桃田賢斗(26=NTT東日本)が9日、東京都内で行われた「バドミントン国際大会再開を応援 3大会サプライヤー/スポンサー決定発表記者会見」に出席した。

 リモート取材に応じた桃田は、来年1月のタイでの国際大会の3大会開催について「僕は1月にケガをして、試合するのが1年ぶり。12月末に全日本総合に集中するのはもちろんなんですが、久しぶりに海外のトップ選手と試合をするのは楽しみです」と目を輝かせた。

 今年は1月にマレーシアで交通事故に巻き込まれて顔面3か所を負傷。その後は右眼窩(がんか)底骨折で手術を行い、復帰の矢先にコロナ禍に見舞われるなど激動の一年となった。

「(コロナ禍で)試合ができてない分、課題や収穫は感じづらい部分もあった」と正直な胸中を口にするが、現在は周囲の支えで毎日ストレスなく充実した練習ができているという。

「スポーツの力は見る人の気持ちを動かせる。コートで表現したい」と語るが、全日本総合、そしてタイでの大会で完全復活を期したいところだ。