【空手】〝最も金メダルに近い男〟形・喜友名が掲げる理想像とは

2020年12月08日 14時22分

究極の形を目指す喜友名諒

 13日に開催される全日本選手権(東京・日本武道館)を前に、男子形の東京五輪代表・喜友名諒(30=劉衛流龍鳳会)が〝究極の形〟の習得を目指している。

 2012年9月のプレミアリーグ(PL)トルコ大会を皮切りに通算19回の優勝を果たすなど、圧倒的な強さを誇る喜友名は、東京五輪で〝最も金メダルに近い男〟として世界中から注目を浴びている。

 しかし、当の本人に浮かれる様子は一切見られない。新型コロナウイルス禍の期間を利用して土台固めに専念。その上で「劉衛流は激しい技が多いので、攻めるときは相手が息をつく間もないくらいのスピードで攻める。一方で、動きの中に捌き(さばき)があったり、攻撃と防御が一緒になるなど、細かいところもあるので、激しさと細かさを出していけたら自分の強さも出していける」とさらなる高みを見据える。

 今大会は、東京五輪と同会場で行われるだけでなく、9連覇がかかる一戦となる。来夏へつなげるためにも「ここで今年五輪が開かれる予定だったので、全日本も五輪に臨むような気持ちで、五輪の舞台だと思って戦いたい」と闘志を燃やす。

 沖縄県民初となる五輪金メダルへ。絶対王者がまずは前人未到の大記録に挑む。