IOCバッハ会長「N95マスク」で菅首相とグータッチ

2020年11月16日 13時09分

IOC・バッハ会長(代表撮影)

 来日中の国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(66)は16日、菅義偉首相(71)と首相官邸で会談し、来年夏に延期した東京五輪・パラリンピック開催への方向性を確認した。

 会談の冒頭で菅首相は「人類がウイルスに打ち勝った証し、東日本大震災から復興しつつある姿を世界に発信する復興五輪・パラリンピックとして来年の東京大会の開催を実現する決意である」、バッハ会長は「五輪の聖火はトンネルの先の明かりになる」と話した。会談を終えた菅首相は「極めて有意義なやりとりができた」と満足げに語った。

 東京大会の延期決定後に初めて来日するバッハ会長にとって、菅首相とは初対面。そのファーストコンタクトでは絶妙なやりとりがあった。2人が対峙し、菅首相から握手を求められたバッハ会長は一瞬、ためらいを見せた。すると、その躊躇(ちゅうちょ)をかぎとった菅首相は瞬時に「パー」の手を「グー」に変更。バッハ会長も呼応し、絶妙なタイミングでグータッチが成立した。コロナ感染対策への意識の高さを象徴するワンシーンだった。

 ちなみに、この日もバッハ会長は医療従事者が使用する高機能の「N95マスク」を着用。ネット民からは「危険地帯だとわかってるんじゃん」と突っ込まれているが、東京五輪開催を進める一方でコロナの脅威はしっかり認識しているようだ。