アスリートセクハラ被害 山下JOC会長「許さない」室伏スポーツ庁長官「看過できない」

2020年11月13日 16時59分

JOC山下泰裕会長

 日本オリンピック委員会(JOC)らスポーツ関連6団体は13日、アスリートへの写真・動画による性的ハラスメント防止への要望書をスポーツ庁へ提出した。

 女子アスリートが性的な目的で盗撮される被害は古くからあった。近年はSNSなどの発展に伴い、写真や動画が卑猥な言葉とともに拡散される実態もある。

 これを受け、ついにスポーツ界が立ち上がった。JOCをはじめ日本スポーツ協会、日本障がい者スポーツ協会、大学スポーツ協会、全国高等学校体育連盟、日本中学校体育連盟の6団体はスポーツ庁に対して「関係者間の情報交換の場の設置」「競技会場などでの盗撮防止に関する事例共有の協力」「関係省庁との連携」などの協力要請を行った。

 JOCの山下泰裕会長(63)は「子供から大人まで全ての人がスポーツを心から楽しめる環境を守るため、スポーツ界全体でこのような卑劣な行為を撲滅に取り組んでいく。できることは何でもやって、こういうことは許さない!という雰囲気を作っていきたい」と力強く語った。

 一方、要望を受けたスポーツ庁の室伏広治長官(46)はアスリートの性的被害実態について「看過できないと考えている」とした上で、今後に向けて「スポーツ庁として関係団体の皆様と連携しながら、アスリートが安心して競技できる環境づくりを進めていきたい」と話した。