ソチ五輪ノルディックスキー・ジャンプ女子代表の高梨沙羅(17=クラレ)に、早くもリベンジの舞台がやってきた。

 有力な金メダル候補ながらも4位だった高梨は27日、W杯後半戦に向けて、欧州へ出発。その際に「たくさんの方に応援していただいて、私が頑張る理由はここにあるな、と思った。次は総合(優勝)を取るしかない」と決意を明かした。

 ここまでW杯13戦10勝を挙げ、3月1日のルーマニア大会で総合優勝が決まる可能性がある。国際スキー連盟(FIS)のサイトでは「今週の(注目)選手」に高梨を取り上げるなど注目度も増している。ソチ五輪ノルディックスキー・ジャンプ男子ラージヒル銀メダルの“レジェンド”葛西紀明(41=土屋ホーム)が「五輪の金メダルと同じぐらい難しい」と話した総合Vで名誉挽回するはずだ。

 ソチ五輪では銅メダルを獲得した男子団体の活躍に「号泣したのは初めてです。感動しました。元気と勇気を頂きました」という高梨が2年連続の偉業に挑む。