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清武少年の教科書は「ロナウジーニョ」


<U―23次世代エース清武弘嗣の原点(2)>

 ロンドン五輪に臨むU―23日本代表として活動中のMF清武弘嗣(22=ニュルンベルク)は幼少期から「天才」と呼ばれた。

 ただ中学生になると伸び悩み、数々のJリーガーを輩出した大分の名門カティオーラFCからライバルの大分U―15(ジュニアユース)への移籍を決断する。もともと高い潜在能力を秘めており、あえて過酷な環境に身を置くことで、大きな成長を遂げた。

 新天地で心身ともにレベルアップした清武は、「プロサッカー選手」になることに加え、日本代表になることも意識し始めた。現在、大分U―18の監督を務める首藤圭介監督(40)はこう明かした。

「プロ、日本代表になりたいというのは当時、話していた。そのころ指導していた大分U―15コーチの吉武博文さん(52)は素晴らしい指導者でしたし、世界を意識したことをやっていました。清武も何か感じるものがあったと思います」

 現在U―16日本代表監督を務めている吉武コーチは「当時まだ他のクラブではやっていなかった」(首藤監督)という世界超一流選手のプレー映像などを使ったミーティングを実施。中学年代からJリーグをまねるのではなく、世界トップのパフォーマンスをイメージさせたのだ。

 特に2002年日韓W杯で優勝したブラジル代表の映像が頻繁に使われた。清武のお気に入りはMFロナウジーニョ(32=アトレチコ・ミネイロ)やMFカカ(30=レアル・マドリード)、大会得点王に輝き、怪物と呼ばれたFWロナウド氏(35)だった。

 世界屈指のスター選手のスピードやテクニックを見て、清武はイメージを膨らませた。すでにプロになり、日本代表として戦うことを意識していた清武は、中学年代から「世界進出」も視野に入れていたのだ。

※続く

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