【自転車】深谷知広が貫禄の走りで男子スプリント制す「勝因は来る前に脱毛したこと」

2020年11月06日 19時41分

スプリント優勝の深谷知広(中央)、2位山崎賢人(左)、3位新田祐大

 前橋競輪場で開催中の「第89回全日本自転車競技選手権大会トラック・レース」は6日、2日目を行った。

 男子スプリントは深谷知広(30=JPCU)が貫禄を見せつける走りで優勝した。同種目2回目の優勝に深谷は「やることはやれたと思う。勝因は来る前に脱毛したこと」と笑いを誘いつつ、胸を張った。

 決勝の相手はなんと伏兵・山崎賢人(27=JPCU)で、山崎は「まさかここまで勝ち上がれるとは…」と驚きを隠せなかったが、スプリントへの適性を明らかにしたことで、今後への展望が開けた。

 深谷はワールドカップ銀メダルの実力を見せ付けるとともにスプリントにかける思いを吐露した。「東京五輪の選考についてケイリンが優先される、と決まった時はショックだった。だから今後はスプリントがケイリンと同等かそれ以上の評価を受けるものにしたいと思った。日本をスプリント大国にしたい、と」

 自身の成長はもちろんだが、後輩の成長の手助けも「自分しかできない」と取り組んできた。女子スプリントで初優勝を飾った太田りゆ(26=JPCU)も「深谷さんにスプリントに対しどう向き合うか、しつこく聞けたことが大きい」と証言し「またしつこく聞いてパリ五輪に向けて成長したい」と思いを語った。