2014年シーズンから国内モーターレース「SUPER GT」のGT300クラスに参戦する「BMW Sports Trophy Team Studie」が17日、都内で新体制発表を行った。

「BMW JAPAN」とBMW専門チューンアップ店「Studie AG」による共同チームで、シーズンを戦うGT300仕様のマシンを初披露した。ドライバーを務める実力派のヨルグ・ミューラー(44)と荒聖治(39)をはじめ、チームスタッフなどの陣容も紹介された。

 新チームの飛躍を支えるスポンサーも豪華な顔ぶれとなった。なかでも目を引いたのは、タイヤを供給する横浜ゴムの関連企業でゴルフ用品メーカーのプロギアだ。「BMWの高級感、先進感はプロギアブランドの目指すところに通じる」(横浜ゴムスポーツ事業部の平田実部長)。ゴルフのアマチュア世界大会も主催するBMWブランドに露出拡大の期待をかけた格好だ。

 監督も務める鈴木康昭代表は「将来的にはGT500も検討したい」と口にするほど、自信たっぷり。ジャンルを超えたスポーツメーカー「PRGR GOLF」のロゴを車体に刻み、今季の「SUPER GT」戦線で旋風を巻き起こしそうだ。