【ソチ14日(日本時間15日)発】カーリング女子日本代表が、1次リーグで“8頭身美女”に完敗を喫した。

 ここまで2勝2敗の日本は、昨年の世界選手権覇者で世界ランク3位の英国と対戦。英国のスキップは、173センチの長身とモデル並みのプロポーションを誇るイブ・ミュアヘッド(23)。カーリング発祥の地スコットランド出身で、家族もカーリング一家(父は1999年世界選手権金メダリスト)という超エリートだ。

 バンクーバー五輪では19歳にして英国のスキップを任された。結果は7位に終わったが、今大会はメダル候補の一角。“カーママ”小笠原歩(35)とのスキップ対決に注目が集まった。カーママは昨年秋のカナダ遠征で対戦し、4―5と接戦を繰り広げている。それだけに雪辱を狙ったが…。

 結果はカーママの完敗。3―5で迎えた第6エンド、ミュアヘッドの最後の一投で2失点。さらに第7エンドには同じくミュアヘッドの精密機械のようなストーンが炸裂して、5点を献上した。3―12となった日本はこれ以上の勝負を諦め、試合途中でギブアップ。小笠原は「相手はミスしない。あれがカーリング。今日は私たちより相手が完璧だった」と脱帽した。

 15日の相手はここまで5戦全勝のカナダ。2勝3敗と黒星が先行し、追い込まれた小笠原は「厳しい戦いは覚悟の上。粘り強くいい試合をしたい」と厳しい表情だった。