【ロシア・ソチ4日(日本時間5日)発】ソチでの練習2日目となったフィギュア男子の町田樹(23=関大)は「なかなかうまく動けなくて焦りもある」とやや厳しい表情を浮かべた。

 本来なら1日3時間程度の氷上練習を行って調整したいところだが、練習時間の制約があり、この日の練習は40分だけ。「ほかの選手も同じ条件だし、陸上での練習でカバーできる」とはいうものの、焦りを生む要因の一つとなっている。

 前日はいきなりドーピング検査の対象となるなど「制約が多くてイラッとすることが多いけど、それが五輪だと思って受け流してます。気にしてたら死んじゃいますよ(笑い)」。選手村では競技終了までは一人部屋。その後は「相手はまだ分からない」と相部屋になる予定だ。「うれしいけど、一人部屋にしてやったんだから分かってるだろうなというプレッシャーもありますね」

 何もかもいつも通りとはいかない“氷上の哲学者”。ここから得意のマイペースに持ち込めるか?