IOC委員セバスチャン・コー氏が国立競技場を絶賛「世界選手権を開催できれば」

2020年10月08日 15時58分

 世界陸連(WA)会長で、国際オリンピック委員会(IOC)委員のセバスチャン・コー氏(64)が8日、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)と面会した。

 コー氏は来年夏の東京五輪のメインスタジアムとなる国立競技場(東京・新宿区)を視察した後、東京・晴海の組織委を訪問。森会長から「よくいらっしゃいました。今日、コーさんを気持ち良くお迎えしたいと思って、昨日の夜遅くに(簡素化の)作業を終えました」と声をかけられると、コー氏は「ありがとうございます。私も以前、ロンドン五輪組織委員会の会長として同じ仕事をしましたが、大会を開催するだけでも非常に大変。日本の皆さんや会長にとって、この1年は非常に難しい状況だったと思います。皆さん、素晴らしいなと思います。五輪ムーブメントを盛り上げ続けてくれたことに感謝します」と返答した。

 五輪の組織委会長という共通点を持つ両氏。話は次第に陸上の世界選手権へシフトした。陸上界のレジェンド、カール・ルイス(米国)が大活躍した1991年の世界選手権東京大会を「今までで一番素晴らしい大会」と言い切るコー氏は視察した国立競技場を「将来、世界選手権を開催するのに非常にふさわしいと実感しました」と大絶賛しつつ「私の会長任期中にまた東京で開催できれば」と〝売り込み〟。これに対し、森会長は「ありがとうございます。それについては、またちょっと相談しましょう」と笑顔で返答し、両者は別室に移って約15分間、非公開の会談を行った。

 コー氏は9日に帰国予定。週末にはWA技術チームが来日し、札幌で行われる東京五輪マラソン・競歩のコースを視察する。