沙羅最大ライバルの背後に金満スポンサー

2014年01月21日 16時00分


「ヘンドリクソンは怖いですよ。あの『レッドブル』がスポンサーについてますからね。レッドブルはとにかく金がある。アルペンの選手が負傷した時は治療のために優秀なトレーナーを他から引き抜いたという話もある。ヘンドリクソンも何をしてくるか分からない」


 レッドブルはオーストリアの飲料メーカーで、2012年には全世界売り上げが約7000億円に達する巨大企業だ。F1を筆頭にスポーツへの協賛も多く、中でもこれと目をつけた選手への投資は尋常ではないという。ジャンプではW杯通算52勝のグレゴア・シュリーレンツァウアー(24=オーストリア)のスポンサーとして知られるが「移動用のプライベートジェットまで提供している。オーストリアの選手はそれに便乗していく時もあるようです」(同スタッフ)


 そのレッドブルが女子ジャンプで唯一、スポンサーになっているのがヘンドリクソンだ。「ソチで金メダル」のもくろみがなくして米国人アスリートに“投資”するワケがない。どんな手を使ってでも仕上げてくる…と、陣営が警戒するのも無理はないだろう。


 前出の米国コーチは本紙直撃に「ヘンドリクソンの状態はすごくいい。ただ、沙羅を倒すことは容易ではないよ。他国のコーチともよくそんな話をするんだ」と話したが、その表情にはどこか余裕も漂う。この言葉をうのみにしてはいけないようだ。


 高梨にとって、本当の勝負はこれから。金メダルには、やはり宿命のライバルと完全決着をつける必要がありそうだ。