沙羅最大ライバルの背後に金満スポンサー

2014年01月21日 16時00分

 スキー・ジャンプ女子のW杯個人第9戦(19日、山形市蔵王=HS100メートル、K点90メートル)でソチ五輪の金メダル候補、高梨沙羅(17=クラレ)が今季8勝目を挙げた。通算勝利数は17に伸び、男子で五輪代表の葛西紀明(41=土屋ホーム)を抜きジャンプの日本選手で単独最多となった。五輪前最後の国内大会で無敵の強さを見せたが、陣営は警戒ムードを強める。最大のライバルの“もう1人のサラ”に何とも不気味な情報が浮上しているのだ。

 

 

 第9戦は朝からの風で試技が中止となり、1本目も1時間半遅れで開始となる悪条件となった。それでも、高梨はただ一人、ゲートを設定より3段下げながら98メートルの最長不倒をマーク。前日に着地で転倒した影響もなく、2本目が天候不良によりキャンセルとなったため、このまま勝利が決まった。


 国内4連戦で4連勝を飾り、今季W杯の成績は9戦8勝。通算でも17勝となり、日本のジャンプ選手では最多となった。


 高梨は「記録についてはあまり考えていない」といつもの姿勢を示したが、ジャンプの内容を評価。「自分のポジションにしっかり乗れていた」とソチ五輪に向け、手ごたえを強調した。


 もはや、敵は自分自身だけ。そんな状況になりつつあるが…忘れていけないことがひとつある。右ヒザの手術で夏以降試合に出場していないライバル、サラ・ヘンドリクソン(19=米国)の復帰がいよいよ秒読みとなっているのだ。


 ジャンプ女子の米国代表は22日に発表される予定。同代表コーチは「22日まで彼女のことは一切、話せないことになっている。復帰するかどうかも言えない」と煙幕を張るが、日本チームは復帰を想定して迎撃の準備を整えている。


 不気味なのはその回復具合だ。いくら昨年の世界選手権女王とはいえ、高梨の好調ぶりを見れば相手にならない可能性も高い。しかし、海外の動向に詳しい全日本のあるスタッフは、語気を強めて次のように話す。