
アイスホッケー女子日本代表「スマイルジャパン」の鈴木世奈(22=SEIBUプリンセスラビッツ)が16日、後輩の床亜矢可(19=同)とともに在学中の法政大学で行われたソチ五輪壮行会に出席。F1流でメダル奪取を誓った。
スポーツ健康学部4年の鈴木は「合宿との兼ね合いで難しいところもあったけど、教職も取れた。ホッケーに打ち込める環境を作っていただいた。全力で挑みたい」と気合を入れた。
「世奈(せな)」という名前は車好きの父がつけたもの。法大スケート部のOBで鈴木がホッケーを始めるきっかけになった兄は「亜久里」さん、ペットの犬は「アラン」…。「鈴木っていう名字が普通だからって言ってました」。すべてF1レーサーから名前を取ったというわけだ。アイルトン・セナさんは1994年に亡くなっており、当時2歳だった鈴木に記憶はないが「素晴らしい選手だったと聞いているので、私もそうなれるように頑張りたい」。伝説のレーサーに一歩でも近づくにはメダル獲得は不可欠だ。
カギとなるのは初戦のスウェーデン戦(2月9日)。「体が大きい選手が多いので、どんどん懐に入って、日本の特徴であるスピードを生かしたい」。「史上最速F1ドライバー」の名前に負けないスピードで勝利を狙う。