東京五輪・パラリンピック組織委員会は30日、ソウル五輪シンクロナイズドスイミング(現、アーティスティックスイミング)銅メダルの小谷実可子氏(54)が10月1日付で新たにスポーツディレクターに就任すると発表した。

 スポーツディレクターは、アスリートの意見を大会運営全般にわたり反映させ、アスリートファーストの大会の実現を目指す。また、組織委員会における競技部門の顔として、対外的な情報発信の役割等も担っている。

 小谷氏は「このたびスポーツディレクターとしてオリンピック・パラリンピックを競技の側面から、そしてオリンピアンの立場からサポートさせていただけること、大変光栄に思うとともに身が引き締まる思いです」とコメントした。

 来夏の祭典の成功に向けては「かつてない苦難を乗り越え、新しい形の大会でアスリートのみなさんが最高のパフォーマンスを発揮できるよう力を尽くします。室伏さんが築いてこられたアスリートとのコミュニケーション、そして競技団体との理解と友好関係を更に深め、歴史的な東京2020大会の成功に寄与できるよう精いっぱい務めさせていただきます」と意気込みを示した。