【パラリンピック】パラサポが研修プログラムをオンライン上で開始

2020年09月27日 14時03分

山本恵理(日本財団パラリンピックサポートセンター提供)

 日本財団パラリンピックサポートセンターは、パラアスリートらの講師から学ぶダイバーシティ&インクルージョン研修プログラム「あすチャレ!Academy」のオンライン版を新たに開始した。

 初回となった25日の授業では、日本電気(NEC)の社員が参加。講師は、パワーリフティング女子55キロ級で東京パラリンピック出場を目指す山本恵理(37=日本財団パラリンピックサポートセンター)が務めた。

 授業内では「コロナ禍で『我慢している』行動、できなくて『もやもや』すること」など、様々なテーマを設定した上で、グループワークが行われた。参加者は「外に飲みに行けない。オンライン飲み会は飽きた」と悲痛な胸の内を吐露。一見障がい者理解と関係ないような話に見えるが、山本は「選択肢が少ないのが障がいに感じる」と自身の経験との共通点を力説。共生社会の実現に向け〝選択肢の多様化〟の重要性を伝えた。

 視覚障がい者と出会った際の誘導方法も説明され「声をかけてから肩に軽く触れる」等のポイントをアドバイス。駅のホームでは転落事故が相次いで起きているため、山本は「コミュニケーションは忘れずに」と訴えた。さらに、他の障がいを持った方々の苦悩も語った。

 また、パラリンピックの起源や理念も紹介された。山本の「東京パラリンピックでの実施競技数は?」との質問に参加者は悪戦苦闘したものの、「22競技」との正解が出ると「みなさん覚えてくださいね。(東京五輪・パラリンピック)組織委員会のホームページを見てください」と呼びかけた。