村上ソチ行きの影に伝説スケーターの絶妙フォロー

2013年12月28日 16時00分

全日本選手権で、演技の出来に顔をクシャクシャにして喜ぶ村上

 フィギュアスケート女子の村上佳菜子(19=中京大)がソチ五輪代表切符を獲得したウラには、伝説の天才スケーター・伊藤みどりさん(44)からの“絶妙アドバイス”があったという。

 

 昨シーズンは世界選手権で4位に入る活躍を見せたが、今季に入ると一転絶不調に陥った。ロシア杯(11月)ではSP最下位発進で7位、「優勝間違いなし」とみられた愛知県競技会(1日)でも勝てない大スランプで、ソチ行きに黄信号が点滅していた。

 

 実質的に一発勝負となった先の全日本選手権に向け、山田満知子コーチ(70)の“突貫工事”がスタート。山田コーチは人が変わったように鬼軍曹に変身して「怒られてばかりだった」(村上)という。

 

 そんな“恐怖指導”を乗り切れたのは、山田コーチに師事していた1992年アルベールビル五輪銀メダリスト・伊藤さんの忠告があったから。「みどりさんから『山田先生、五輪シーズンになるとすごい“くどい”でしょ』と言われていました」(村上)

 

 五輪を前に本気になると、細かい部分も見逃さず、繰り返し厳しく指導する。山田コーチの変身ぶりを伊藤さんから事前に告げられていたからこそ、心構えができたということだ。精神的にもタフになった村上は全日本2位で五輪切符を確保。山田コーチに導かれ、ソチ五輪でも大暴れしそうだ。