新スポーツ庁長官 室伏広治氏 強すぎてスポーツ番組出禁の鉄人伝説とは

2020年09月12日 11時28分

室伏氏(代表撮影)

 新長官の“鉄人伝説”とは――。スポーツ庁長官に就任する2004年アテネ五輪男子ハンマー投げ金メダルの室伏広治氏(45)が会見し「私自身は陸上競技を極めてやってきましたが、スポーツには室内、水の競技、冬の競技などさまざまな魅力がある。感動をしていただけるスポーツ界にしていきたいと思います」と所信表明した。

 9月末で任期満了となる鈴木大地長官(53)の後任となる。社会貢献、競技力向上、選手の育成支援などをテーマに挙げ「スポーツで社会の役に立てることがあれば素晴らしい仕事だと思う」と語った。職責はハンマー投げの約7キロの鉄球より重いかどうか問われ「はるかに重いと思うが、皆さんの力を借りながら精いっぱい取り組む」と笑顔で訴えた。

 室伏氏は元ハンマー投げの日本記録保持者・重信氏とルーマニア人の母の間に生まれたハーフアスリート。驚異的な身体能力を武器に“鉄人”と呼ばれ、日本選手権20連覇など数々の記録をつくった。ボブスレーにも挑戦し五輪代表候補に選出された(辞退)。2005年にプロ野球の始球式に登場すると、未経験ながら球速131キロを記録し、周囲を驚かせた。身体能力を競うスポーツ番組は強すぎるため“出禁”になったともささやかれている。

 また、世界のアスリートはもちろん、芸能界や財界など幅広い人脈を持つ。日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長(63)が「スポーツが社会に対して果たす役割を強く考え、行動してきた代表的な一人」と評した新長官の活躍が期待される。