スポーツ庁長官に就任の室伏広治氏 任務の重さは鉄球より「はるかに重い」

2020年09月11日 17時12分

新任の室伏氏と退任する鈴木氏(右)

 10月1日付でスポーツ庁長官に就任することが決まった2004年アテネ五輪男子ハンマー投げ金メダルの室伏広治氏(45)が11日、都内で会見を行った。

 開口一番、室伏氏は「就任に際しまして、まず心身ともに健全に心と力を寄せていきたい。私自身は陸上競技を極めてやってきましたが、スポーツには室内、水の競技、冬の競技などさまざまな魅力がある。心を伴わせていき、感動をしていただけるスポーツ界にしていきたいと思います」と所信表明した。

 大役受諾の決断をした理由として、室伏氏は「スポーツはトップアスリートだけのものではない。人の健康だったり、さまざまな観点で、私を育ててくれたスポーツが社会に役に立つのであれば、本当に素晴らしい仕事ではないかと思いました」と説明した。

 9月末で任期満了となる現職の鈴木大地初代スポーツ庁長官(53)とはまだコンタクトを取っていないというが「ぜひ意見交換をさせていただき、うまくバトンパスできるよにう、私も次につなげられるように取り組みたい」と語った。

 室伏氏は現在、東京2020大会組織委スポーツディレクターなどさまざまな肩書を持つが、今後は「スポーツ庁長官に自分のエネルギーを注ぎ、そこに専念していく」として、ほかの役職から退くことも明かした。

 最後に「競技の鉄球(ハンマー)は7キロだが任務の重さは?」と問われると「はるかに重いと思います。分からないことが多いですが、皆さんの力を借りながら精一杯やっていきたい」と笑顔で話した。