【東京五輪】プロ野球、Jリーグの協力姿勢に組織委「勇気づけられる。気持ちが震える思い」

2020年09月08日 15時55分

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の高谷正哲スポークスパーソン(42)は8日、都内で会見を開き、入場者制限の段階的緩和を目指す日本野球機構(NPB)とサッカーJリーグから情報共有を提言されたことに「これ以上、勇気づけられる話はない」と感銘を受け、提供された知見を最大限に活用する意向を示した。

 NPB、Jリーグ両団体は同日、入場者制限を現在の上限5000人から「収容人数の50%か2万人の少ない方」へ見直しする要望書を政府に提出。その上で新型コロナウイルス感染症の影響で来年夏に延期した東京五輪の開催に向け、情報提供など協力を惜しまない姿勢も見せている。これを受け、高谷氏は「そういったオファーを頂けるのは本当にありがたい話。国内のリーグの知見などは組織委のしかるべきチャンネル(所管)から学ばせていただきたい」と前向きに語った。また、高谷氏はJリーグの広報担当から「再開を成功させることが来年の五輪・パラリンピックにつながる」との激励の言葉をもらったことも明かし「気持ちが震える思いをした。スポーツ界の意志ある方々の気持ちをしっかり受け止め、私たちも準備に尽力していきたい」と語気を強めて話した。

 現在、組織委と国際オリンピック委員会(IOC)は来年夏の開催へ向けたロードマップ(行程表)に従って準備の真っただ中。開催を危ぶむ声も多数あるが、その中でクラスターを発生させずに開催している日本の2大プロスポーツリーグの存在は組織委にとっても大きい。高谷氏は「NPB、Jリーグが手を取りながらスポーツがある世の中の景色を少しずつ取り戻そうとされている様子に、大会を準備するスタッフの一人として非常に勇気づけられる思い」と語り、改めて「しっかり世の中の共感を得ていく形で」と強調した上で「大会を楽しみにしていただいている皆さんの期待に応え、準備に努めていきたい」と話した。