来夏に延期となった東京五輪の聖火の一般公開が1日、東京・新宿区の日本オリンピックミュージアムで始まった。

 会場に訪れた来場者は展示台に設置された聖火に向かってシャッターを切り、記念写真を収めていた。聖火リレーのランナーを務める都内の男性は「実際に見てイメージがついた。来年、ぜひとも開催してもらいたい」とコメント。陸上のリレー種目などを楽しみにしているという男性は「今は小さな聖火だが、来年多くのランナーがつないで国立競技場の聖火台に点火されるのを楽しみにしている。この聖火が聖火台にともるということは、我々人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証しなので、みんなの夢と希望をのせて、ぜひとも実現してほしい」と期待した。

 また、ブラジル出身の女性は「ブラジル出身だがリオ五輪に行かなかったので、初めて五輪聖火を見て興奮している。来年は水泳とサッカーが楽しみ」。それぞれ延期となった大会への思いを語った。

 聖火の一般公開は11月1日まで。