日本身体障害者アーチェリー連盟は1日、株式会社エスエスケイ(SSK)とオフィシャルサプライヤー契約を締結。男女日本代表の公式ゲームシャツをデンマークのスポーツブランド「hummel(ヒュンメル)」に決定し、2020年以降に開催される国際大会で代表選手団が着用することを発表した。

 公式ゲームシャツは、日本らしい配色に仕上がっているだけでなく、軽量で発汗性に富んだ素材を使用することで、体にフィットしたデザインと肌触りになっている。また、車いす選手の着座時にシャツが滑りやすいという問題点があったことから、新たに臀部に滑り止めが施されている。

 東京大会の男子代表に内定している上山友裕(33=三菱電機)は「ズボンには滑り止めが施され、長袖は弦が当たらないように細く作られていてパラアーチェリーに特化したデザインになっています。素晴らしいゲームシャツを考案していただき、SSK様には非常に感謝しております。現状は厳しい状態が続いておりますが、早く世界の舞台でこのジャージーを着て表彰台に立ちたいと思います」とコメント。

 東京大会の女子代表に内定している岡崎愛子(34=ベリサーブ)も「着心地が良く、アーチェリーの動作が邪魔されないので、とても動きやすいゲームシャツです。パンツに滑り止めが施され、体のズレが軽減され、安定感の向上につながる仕様になっています。大会や合宿の中止が続いている状況ではありますが、新しいゲームシャツからパワーをもらって、日々の練習をしっかり積み上げていきたいと思います」と決意を述べた。