もう古巣には戻れない…関塚監督

2012年07月07日 12時00分

 ロンドン五輪に出場するU―23日本代表の関塚隆監督(51)がFW大迫勇也(22=鹿島)を五輪メンバーから外したことで波紋が広がった。

 

 1990年代に鹿島のコーチだった関塚監督とともに、選手として一緒に戦った鹿島のジョルジーニョ監督(47)が〝糾弾〟したのだ。

 

「彼(関塚監督)の決断は尊重しないといけない。ただ彼が親友だから言えることだが(大迫をメンバーから外したことは)間違った選択をしたのではないか」とバッサリ。口調こそ穏やかだったが、表情は険しく、偽らざる本音に違いない。

 

 ロンドン五輪メンバー18人を決めるのは、指揮官である関塚監督の専権事項。ただ予選で主力として活躍した大迫を外したことには、各方面から不満が噴出しているのも事実。しかも関塚監督にとって古巣となる鹿島からの〝反発〟が露呈したことで、今後、指揮官自身のキャリアにも大きな影響を与えそうだ。

 

 Jクラブの強化担当者が「関塚は五輪のあとは鹿島に戻るよ。間違いないね」と分析したように、将来的には93~94年、96~03年と計10年間もコーチを務めた鹿島に監督として復帰するのは既定路線と見られているからだ。

 

 今回のメンバー選考で鹿島サイドに〝裏切られた〟という感情を抱くスタッフも多くいるはずで、大きな遺恨を残してしまったことは明らか。この決断の代償は大きいかもしれない。